菓子
渋い色調の静物画。そこから生まれたのはまるで宝石のようなお菓子です。
画面に描かれている「鯖」を見て、ねこのひたいさんは、子どもの頃に食べた鯖寿司を思い出しました。鯖寿司といえば、小国ではお祭りの日の特別な食べ物。鯖寿司を食べる日に連れて行ってもらう秋祭りは、通りに提灯が灯り、沢山の人が集まってきて、いつもの町とは違う華やかな雰囲気。その時のときめきの気持ちが、まるで夜空に浮かぶ街灯のような、淡く輝く美しいお菓子になりました。幼いころのときめきを今も大切にしているねこのひたいさんの感性に私たちもときめきます。