木工
石材店でありながら木工を中心としたものづくりの市民工房を営むファブラボ小国さん。この絵を見ながら、中から一体何が出てくるんだろうと思ったら、子どものころ、古い空き家に探検に行ったときのドキドキを思い出したそうです。まさにその気持ちを形にしたのがこの玩具です。誰の心にもきっと眠っているに違いないあの日の冒険心が立ち上ってくるようです。
そしてそれを支えているのが石材店と木工工房で培われた技術とこだわりです。本体の木材は代々使われてきた古い和箪笥を解体したものが使われ、回転盤の下には、石を削って磨いて作った手作りのベアリングが仕込まれています。想像したものを形にしてこの世に生み出す、まさにものづくりの仕事です。