菓子
この絵は未完成ゆえに制作の過程がよくわかります。下描きの線が残り、絵の具が塗り重ねられていく過程が見えます。
kulさんは、画面が出来上がりつつあるその様子をクッキーで表現しました。格子の形が描かれている上の方と塗りつぶされている下の方に合わせて、一つのクッキーの中に違う味が仕込まれているのです。味だけでなく食感も大きく変化して、食べ進むうちに、まるで善三先生と一緒に制作過程を楽しんでいるかのような気持ちになります。
この後どのような画面に仕上がっていくのかは、善三先生の頭の中はもちろん、見ている皆さんの想像の中に存在します。
あなたはどう思いますか?クッキーをかじりながらご自分の胸の中に聞いてみてください。